ハウスメーカー訪問の流れ
訪問の意思を伝える
えっ!?ハウスメーカーへ訪問の意思を伝えるってどういうこと???と思われた方もいると思います。はい。その通りです。私もどういうことかと思います。
現在のコロナ過の状況だからなのか、首都圏の住宅展示場が混んでいるからなのか
分からないですが、訪問したい住宅展示場が混雑のためすぐに訪問できないことがあります。
そのため、気になるハウスメーカーの案内係の方に「気になってます―」と声をかけて
訪問する意思があることを示すと、「すぐにご案内できます」or「いまは混雑しておりますので30分ほど時間を置いてから来ていただけると」と言われるかどちらかかと思います。
土日祝日は比較的混雑しやすいのと、コロナ過なので定期的な換気、消毒に時間がかかることから
一日の訪問者数や一度に見学できる人数に制限をかけていることもございますので、
気になるハウスメーカーがある場合はまずは訪問の意思を示しておきましょう。
消毒と検温、訪問用紙への記入
はじめて訪問するハウスメーカーでは訪問用紙の記入が必要となります。
もちろん、記入する前にしっかり消毒と検温が行われており感染対策も十分に実施されておりますので、私たちも体調が良いときに訪問しましょう。
#体調が悪いときや発熱しているときなどの訪問は控えましょう。
訪問用紙には以下のような項目があります。
全て記入する必要はございませんので、記載できる範囲で記載しておき、
わからないところは「分からない」と記載しましょう。
ただし、連絡先については感染対策(陽性者発覚時の連絡先に利用)目的でもありますので
誤りがないように記載しておきましょう。
【ハウスメーカーの訪問シートで記入が必要な項目例】
・住所
・氏名
・電話番号
・訪問理由
・建築予定時期
・勤め先
・年収
※この時点で「勤め先」や「年収」の情報はいらないだろと私は思いますが、ハウスメーカーからしてみれば、訪問している方がどれくらいの収入がある人なのか(どれくらいの金額までなら建築費用に回すことが可能なのか、どれくらいのグレードの提案までなら受け入れられるのか、そもそもローン、借入審査が通る方なのか)を把握したうえで対応したいというのが本音かなと思います。
住宅展示場に来られる方の1割ほどしか、その後の詳細な商談に進むことはないと、営業マンの方も(契約後の打合せのために住宅展示場を訪れていた際に)話されていたので、たくさんの訪問者を相手にする営業マンも重点的に対応する相手を選びたいというところでしょうかね・・・。
建物内見学と説明
準備が出来たらいよいよ建物内の見学となります。
基本的には人家族に1名説明する方がついていただけると思います。
物件のコンセプトの説明やそのハウスメーカーの特徴を交えて説明があります。
どのハウスメーカーもとても立派です。
こんな家に住めるのであればどのハウスメーカーだっていいね!と思ってしまいますが
基本的にモデルハウスなのでかなり上位グレードの仕様が至る所に用いられているため
すべて採用すると予算がいくらあっても足りなくなります。
水回り設備や建付け家具など目につくところは一旦置いておきつつ
そのハウスメーカーがどのような工法を用いており、家づくりのどこに他ハウスメーカーと比べて優位性があるのかに着目して見学するのが良いです。
※コンセプト例
コロナ過においては玄関近くに簡易手洗いを設けておき、家の中にウイルスを持ち込まない設計にしていますなど
私が郊外店で訪問したハウスメーカー
旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
第1印象
鬼怒川決壊時に濁流に流されず原型をとどめたままにポツンと一軒家が残っていた画像は有名ですね。その一軒家はヘーベルハウスで建築されており地中に18本もの杭を打っていたため、何かあった際には自宅にいたほうが安全です。とヘーベルハウス営業に言われていたとの話は衝撃ですよね。
このような話が頭の中にあったので、まぁ良い家づくりはするんだろうけど、恐ろしく値段が高く
我々が買えるようなハウスメーカーではないんだろうなという印象を抱いていました。
なんとなくですが勝手にお医者さんとか弁護士さんとかのお金持ちが買う印象をもっており、
ハウスメーカーで一番値段が高いと思っていました。
説明を受けた後の所感
やはり素晴らしい家だなと改めて実感。
旭化成ホームズが「何故」ヘーベルハウスと呼ばれているのか、それはヘーベル板(発砲コンクリート版)で家全体が覆われているから。
他のハウスメーカーでは木材などやタイルなどで構成されている天井や床などの部材がすべてこのヘーベル板で構成されているため、足音などがうるさいなどのこともほとんど発生しない。
この上でジャンプして見ていただければわかりますが、全然音が響かないですよね?など
実際にやってみると確かに!これはすごい!と言うところだらけです。
「カっー、やっぱりヘーベルハウスはすごいぜっ!非の打ちどころがない!」
と見学後でも変わらず素晴らしい印象のままでした。
営業レベル高し!素晴らしい機動力!
見学が終わったあとにアパートを壊してアパートを建築するか悩んでいることを伝えたところ
打合せ部屋に案内されて少々お待ちくださいとのことでした。
しばらく待っていると今までは入社2年目ほどの若い方が案内されていたのですが、
このモデルハウスの店長さんと展示場内の他のヘーベルハウスの店長さんとお二人来られました。
そこからとんとん拍子で話が進みました。
私たちが土地建物に関わる資料をある程度持っていたからだと思いますが、
・まずはアパートとして建て替えた場合の費用算出しましょう。
・土地活用調査チームに依頼をかけて賃貸相場を算出しましょう。
などなど淡々と進んでいきました。
何が素晴らしかったかというと店長さん方から
「今後進めていかないと詳細には分からないがおおよその総額はこれくらいになると思います」と本当にざっくりとした金額観をその場で伝えてくれたことです。この金額観で全然見合わないのかそうではないのかによってヘーベルハウスとしても進めていくかを考えます」
とのことでした。
正直、相場観がまるでなかったので全然見合わないのかどうかは分からないが、賃貸アパート経営として成り立つ利率になっていればよいと考えていると伝えたらでは進めていきましょう。という話になりました。この時は今後連絡を取ってまずは現地視察をするところからで終わりました。
積水ハウス
第1印象
ごめんなさい。実は正直なところ、積水ハウス、セキスイハイムの違いすら分かっていませんでした。訪問したきっかけですが、ヘーベルハウスを訪問した際に同様に鉄骨メーカーとして比較されることが多いのが、「パナソニックホームズ」「積水ハウス」です。
とお聞きしていたので訪問しました。
#ヘーベルハウスが何故この時に業界大手のダイワハウスを比較対象に入れなかったのかわかりませんが・・・。後日、紆余曲折あってダイワハウスにもお声がけして見積りを取得していますのでこちらは後日別記事で記載します。
とくに何の印象もなかったというのが訪問前の第一印象です。
説明を受けた後の所感
構造躯体、家づくりのこだわり、外壁へのこだわりなどなど淡々とご説明いただきました。
特筆すべき特徴はこれ!というものがどれかと言われると非常に難しいですが
質実剛健な家づくりをされている印象だなと感じました。
説明をされていたのはそのモデルハウスの副店長の方でした。
ヘーベルハウスの訪問でかなり時間が経ってしまったため、深いお話はその場でできませんでした。
営業する気がない?押し売り感まるでなし!
あまり時間がなかったのももちろんですが、最初にインプットする情報としては
同じ内容を積水ハウスの副店長さんにも伝えたのですが、「なるほどなるほど・・・」
くらいで全然売り込みにくるような感じではありませんでした。
後から調べてみると、そもそも営業する気がない(というかしなくても選ばれる)と
いうほど積水ハウスは人気のようですね。その後、家の近くの展示場を訪問して積水ハウスも見積まで進めて、最後の最後までハウスメーカー選定で悩んだほど、私自身もその質実剛健な家づくりに心が傾きました。
それぐらい良い物を作っているという自負があるからだと思いますが、そもそも売り込むという概念ではないのでしょうね。
後の記事で詳しく記載する予定ですが、良い家ではありますが大手ハウスメーカーの中で
断トツ高額であることを覚悟のうえであることを認識の上選定することが必要となります。
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